「エリア」のシンボルとなるコモン広場

紫波町オガール広場

OGAL Esplanade
行政まちづくり広場・公園東北
オガールプロジェクトは公民連携を通して紫波町全体の再生を目指す複合プロジェクトであり、幅27m、長さ280mの広場はエリア全体のシンボルとして計画された。プロジェクトのすべては、第一線で活躍する専門家による「紫波町オガール・デザイン会議」で常にイメージを共有し、市民によるワークショップを経て協議された。
紫波町オガール広場

広場は大きな中庭でもあり、エリア全体を統合するものである。さまざまな施設群や住宅地などをつなぎ合わせると同時に、建物内部でできないアクティビティや空間の質を補完している。

散居地域特有の防風林である「まちのえぐね」と名づけた木立のクラスターが芝生広場を分節し、えぐねのなかには互いの自由な行き来を誘うたくさんの小道が張り巡らされている。交錯する小道にはスタジオと呼ばれる構造物や縁台など多様な行為の機会が重ねられ、まちのえぐねに挟まれた芝生広場では、こどもが走り回り、ときにはイベントの会場にもなれるように配置した。

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Data

紫波町オガール広場

紫波町オガール広場

OGAL Esplanade
竣工2014年7月
規模11,600㎡
住所岩手県紫波郡紫波町紫波中央駅前2丁目地内
業務内容 基本構想、基本計画、基本設計、実施設計、設計監理
施主紫波町
協働土木:サンエスコンサルタント株式会社
構造:リズム・デザイン株式会社
電気・機械設備:サンエスコンサルタント株式会社
写真:吉田 誠、オガール紫波株式会社
担当長谷川 浩己、丹野 麗子、原 行宏
受賞歴第5回まちなか広場賞特別賞(2019年)、2018年日本建築学会賞(業績)、日本造園『ランドスケープ作品選集2016』
メディア掲載『LANDSCAPE DESIGN No.121』(マルモ出版、2018年8月号)、『JA 98, Summer 2015』(新建築社、2015年)
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