
既存公園に隣接して計画された市民文化会館のランドスケープ。公開設計競技にて建築設計事務所シーラカンスとコラボレイションを組み、1等入選した案 は、隣接する公園と文化会館との一体化を図ることを第一目標に掲げたものである。建築を抱き込むように大きなアースワークを築きあげることで、建築2階 レベルにある主要施設-レストラン、ホールなど-が公園と連続し、公園を散策しながら自然に文化会館にはいる動線、コンサートがはけた後公園へおりてゆく動線がつくり出された。一方アースワークは、往々にして圧迫感を与えがちな劇場建築のボリューム感を軽減し、むしろ緑地の一部であるかのような景観を 公園に与えてくれる。駐車場や車寄せ、サービス部分へ抜ける動線もそれぞれ小広場の表情を持つようにデザインされ、公園、文化会館一体となった独特の回 遊性が実現されている。




















Data

鴻巣市文化センター
Crea kounosu Landscape Design
| 竣工 | 2000年 |
|---|---|
| 規模 | 13,370.29㎡ |
| 住所 | 埼玉県鴻巣市 |
| 業務内容 | 基本設計、実施設計、設計監理 |
| 施主 | 埼玉県鴻巣市 |
| 協働 | 建築:シーラカンスC A 構造:オーク構造設計 照明:CIEL 家具:ムラサワデザイン 設備:科学応用冷暖研究所 電気:設備技研 |
| 担当 | 三谷 徹、長谷川 浩己、鈴木 裕治、鈴木 千穂、丹野 麗子 |

