
中野駅から徒歩10分ほどに位置するキャンパスの正面に広がる公園との間に約30メートル幅のオープンスペースがあり、大学の正面玄関となっている。実質的にこのスペースが学生にとって屋外で時を過ごす場所であり、公園と一体化したパブリックスペースとして近隣住民に開かれた場所でもある。木漏れ日のようなグラフィックパターンは居場所のサインであり、パターン自身が凸凹する事によって様々な使われ方を誘発する場が立ち上がっている。既存のケヤキが気持のよい木陰を提供し、おしゃべり、食事、休憩等、発生する様々なアクティビティが大学と公園を繋ぐ。楽しげにくつろぐ人々の姿が大学の顔なのである。


















Data

帝京平成大学 中野キャンパス
Teikyo Heisei University Nakano campus Landscape Design
| 竣工 | 2013年3月 |
|---|---|
| 規模 | 19,272㎡ |
| 住所 | 東京都中野区 |
| 業務内容 | 基本設計、実施設計、設計監理 |
| 施主 | 帝京平成大学 |
| 協働 | 株式会社 日本設計 写真:木田 勝久/FOTOTECA |

