
銀座通りに面し50mの高さで垂直に切り立つこの庭は、スイスの時計メーカー「スウォッチグループジャパン」のショールーム兼本社機能を持つオフィスビルの壁面に展開する。「スイスをイメージさせる自然や渓谷を感じられる緑と一体になった建築を、東京・銀座という人工的な場所に出現させる」というコンセプトのもと、14Fビルを4層に分けた半屋外アトリウムに緑の棚を52層に渡って積層させ、垂直の緑を創り出した。日々の気候に合わせて開閉するガラスシャッターによって半屋外空間となり、各層でショールームロビー、ラウンジ、打合せスペースなど人々のアクティビティと一体になって、庭としての緑の背景を演出している。























Data

ニコラス・G・ハイエックセンター
NICOLAS G. HAYEK CENTER Landscape Design
| 竣工 | 2007年5月 |
|---|---|
| 規模 | 壁面植栽面積 503㎡ |
| 住所 | 東京都中央区銀座7丁目13-8 |
| 業務内容 | 基本設計、実施設計、設計監理 |
| 施主 | スウォッチグループジャパン |
| 協働 | 建築:坂茂建築事務所 構造:Arup Japan 設備:es Asocciates 照明:LPA 写真:阿野 太一 |
| 担当 | 三谷 徹、鈴木 裕治、金井 幸雄 |

