
敷地は館林市の中心をわずかに離れ、多々良沼を埋め立てた一角にある。広々とした風景の中に美術館と共に公園が整備されることになり、私たちは美術館とセットになった「非日常の島」をこの風景の中に挿入することを試みた。幸いにして得られた長いアプローチを生かし、その「橋」をわたって人々を公園へと導く。この公園を周囲から孤立させることは我々の意図することではない。あくまでも風景の一部でありながら、しかし島として浮かび上がる特別な場として存在させることが狙いであった。



















Data

多々良沼公園(群馬県立館林美術館)
Gunma Museum of Art, Tatebayashi & Tataranuma Park Landscape Design
| 竣工 | 2002年 |
|---|---|
| 規模 | 74,918.00㎡ |
| 住所 | 群馬県館林市 |
| 業務内容 | 基本設計、実施設計、設計監理 |
| 施主 | 群馬県館林市 |
| 協働 | 建築:第一工房 設備:環境エンジニアリング 構造:川口衛構造設計事務所 サイン:矢萩 喜従郎 写真:瀧浦 秀雄、クドウフォト、オンサイト計画設計事務所 |
| 担当 | 長谷川 浩己、三谷 徹、鈴木 裕治、鈴木 千穂、木田 裕子、杉浦 栄(元所員) |
| 受賞歴 | 2003:造園学会賞 |

