
ミュンヘン郊外のオフィスパークのランドスケープ。この新しい開発が、隣接する古い集落とイザール川河畔林をつなぐ架け橋となるように、都市計画とラン ドスケープを方向づけた。オフィスパークは、カエデの並木の並列配置を骨格として計画されている。旧集落の住民もオフィスワーカーもカエデの並木を自由 に往き来することができる。ランドスケープの構成要素はすべて、この土地の風土が生み出した形態要素に基づく。カエデの並木は点在する防風林の形であり、オフィス棟を囲む庭園を構成する帯状の形態は、周辺の原風景を与えている農耕地のモジュールである。建築もこの農耕モジュールに従って分節され、イ ザール川への眺望を得る。今ではカエデが成長し、木立のスクリーンごしに建築群がシルエットとなっている。
※当プロジェクトはササキエンバイロメントデザインオフィス(SEDO)にて設計されたものです。




















Data

イザール・ビューロ・パーク
Isar Buro Park
| 竣工 | 1993年 |
|---|---|
| 規模 | 3.8ha |
| 住所 | Hallbergmoos, Lande-skreis, Freising,, Germany |
| 業務内容 | 基本設計、実施設計、施工監理 |
| 施主 | DGI |
| 協働 | 建築:槇総合計画事務所 ランドスケープJV:Cordes、and、Partners |
| 担当 | 三谷 徹 浜田 康裕(元SEDO所員) |
| 受賞歴 | コンペ第一等(共同設計) |
